cosmo dragoon (2005 「laboratory products」)

Yucca初期に作った曲。たしか安産だったと思う。
梅ちゃんがイントロのベースを弾いてて、フンフン歌ってたらできたみたいな。
安産な曲はいい曲というのがYuccaでは定説なのだ。

cosmo dragoonはYuccaの典型的な手法でできている。
シンプルなフレーズをループさせて、さらに別のフレーズを重ねて、それを引いたり加えたりしてダイナミックな感じを出す。
つまり、各パートはたいしたことやってないんだけども全体を聴くとなんかいい感じになるというもの。
基本的にYuccaのメンバーはそれほどテクニックもないし前に出たがらない(引きの美学?)ので、結果的にそうなるんだけども。

コーラスをかぶせた時、あまりにばっちりはまったのですごく興奮したのを覚えてる。
あと、コーラスを「ファ」にしたのもよかった。当時歌いにくいといわれたけど。「ファ」ってあんまりないでしょう。
ミックスダウンのときこの「ファ」のボリュームをめぐってちょっともめた。
フェーダーのほんの1ミリくらいの話なんだけども。
「1ミリ上げないとやってる意味がない」と激怒する俺。
激怒するのはたちが悪いけど、でもこだわってよかったなと。
1回ライブでお客さんが(まあ知人なんだけども)「ファーファ」と歌ってるのを見た時はなんかうれしかった。

この曲を作って以降もたくさん新曲ができたけど今でもライブでやってるし、盛り上がりのきっかけになる重要なポジションだ。
よくわからんけどサッカーならきっとMFで司令塔だろう。

cosmo dragoonという名前は松本零士作品に出てくる宇宙に4丁しかないという戦士の銃の別名から。
タイトルは後でつけたので作ってる時は意識してなかったけれど
この曲の「許されなくても行く」というテーマが星野鉄郎が機械の体を手に入れるために999に乗る気持ちと似てるのかもと思う。

2009/09/01 09:44 — Yucca sounds library榎本勇作