ある意味大変なレコーディング(自分のせいだけど)

携帯に着信が入った。
おっ、メールかー。
差出人は、ゆうさくさんだ。
なんだろう? 
程良く酔っぱらった僕は、焦点の定まらない目を大きく見開いて、内容を確認した。
「今日スタジオ大丈夫かい?」
はて?
今は何時だ?0:30過ぎか。
スタジオは、明日日曜の午後のはずだ。
もしや病み上がりの僕を、気遣ってくれているのか?
まさか・・・、今日深夜スタジオってことはないだろう?
でも、え?今日深夜なのか??
だんだんと疑念が湧いてくる・・・

これは、おとといの土曜の夜の話だ。
実際、深夜0時からレコーディングだったのだ。
しかし、僕は完全に日曜午後がスタジオだと思っていた。
なぜなら、yuccaは皆over30歳である。
10代でもあるまいし、まさか3週連続で土曜深夜スタジオなんてそんな、
自らにストレステストを課すような暴挙をするわけがないと、思っていたのである。
否、そんな暴挙が予定されていたのである。

ゆうさくさんからメールを頂いた時、僕は徐々に戻って来た体調に気分を良くし、
一週間の鬱憤を晴らすべく仕事後、友人と19時から呑みはじめ、すでに三軒目で乾杯をし終えた所だったのである。メンツも増え、もはや帰るつもりもなく。

まじで、今夜スタジオなのか?だとしたら現時点で30分以上の遅刻、しかも今は西荻、スタジオは笹塚、
楽器はないから行くとしたら、東中野経由だ。

本当にスタジオならそれはレコーディングであり、僕が行かなければ曲を録れない。
酔いもそうだが、ここから精神的に切り替えるのは、松本復興相にやっぱりもう一回やってくれと言うぐらい難儀だ、と思いつつ、手元のビールを呑み続けていた。

すると、怒らせたらもっとも怖い(多分?)カワナ氏から、電話。
こりゃ、確定だ。恐る恐る電話に出ると、案の定すでに皆集まってるとの事。
背筋が凍るとは、この事だ。
とりあえず、急いで行きますと告げ、電話を切る。
仲間には事情を説明し、後は任せた!と外に出る。
すでに、電車はない。
タクシーを拾い、乗り込んだ。

そこで、整理してみた。
まさか3週連続深夜とは。だが、その発想がいけなかった。
カイジなら言うだろう。
「二度出た目が三度目は出ないなどと、そんなことを考えるのは最悪。愚の骨頂。
その時点で、完全な負け。圧倒的敗北。言うなればこれは必然。そんなヤツは、救えない、救われない。
しかし、考えろ、考えるんだ!この絶対的劣勢の状況を引っくり返す、起死回生の一手が必ずあるはずだっ!」
ざわ・・・ざわ・・・

あー、気持ち悪りぃ。
とにかく、酔いを冷まさなきゃいけない。その方法に起死回生の一手などない。
水飲んで、深呼吸ぐらいか。

堂々といけっ…!やばい時ほど堂々と…

これしかない。

そんなこんなで、スタジオに着いた。
すでに2:00前くらいか。
ビビりながら受付を過ぎると、メンバーがソファーで団らん。ゆうさくさんは歌録り中とのこと。
僕が来ても、そのままウメさんのドラマの話。いつも通りだ。
さすが、30歳越え。みんな懐が深い!

こりゃなんとしても、音録れる状況に持って行かなきゃいけない。
気合い入れました。
眠気と頭痛に耐えた結果、なんとか5曲録れた。
とは言え、多いに迷惑を掛けた事は言うまでもない。
この場を借りて、
「どうもすいませんでした。以後気をつけますから、寛大なご処置を。」

ってなわけで、
「呑んだら録るな、録るなら呑むな」
これ、基本です。

でも早朝5時、帰る時にウメさんが「はい!」って、お土産くれました。
「淡麗グリーンラベル。」

ほら、yuccaってステキでしょ。

2011/07/12 00:33 — 雑記中條量行